はなまる天使の体験記

現役看護師の日常

Sちゃんちは確かに4F

 

 

 

 

 

私はすこーしだけ不思議な体験をします。

 
今回は友達5人同時体験のお話
 
私は中学校卒業後、自宅から2時間かかる
高校に進学した。
 
交通の便がすこぶる悪い地域のため
仕方なく寮生活を始めることになる←ケイカクドオリ
 
素行がほんの少し悪かったのかな?
1年でその寮を追い出された(笑)
 
それ以降は独り暮らし←ネライドオリ
門限もないし、自由自由自由な毎日
 
類は友を呼ぶのか
私の回りには似たような友達が集まった
 
その日、遊んだ場所に
1番近い友達の家に泊まるようになっていた。
 
うちに泊まることも多かった
 
中でも1番繁華街に近いSちゃんちは
皆から重宝がられていた
 
本人が居ようが居まいが
部屋を自由に出入りしていた私たち5人組
 
いつものように
Sちゃんがバイトから帰ってくるのを
おしゃべりしながら待っていた
 
すると、決まって上の階がうるさくなる
部屋を斜めに4歩で歩き、
行ったり来たりし始めるのである
 
「おいー!また始まったよ」
 
「まぢかーうるさいよねーいつも」
 
現役女子高生のおしゃべりの方が
よっぽどうるさいとは思うが
自分達のことは棚にあげて
4人でいつも文句いってた。
 
その行ったり来たりは
Sちゃんが帰ってくる頃には
必ずおさまっていたので誰も報告はしなかった。
 
それから、半年が過ぎ
 
Sちゃんがバイトをやめたので
お疲れ会をしようと早々に準備を始めた
買い出しに行ったり、料理したり
飾り付けしたり楽しかった。
 
準備も完璧
さて始めましょうか?
 
1、2、3、パーン
 
クラッカーをならしてお疲れ会の始まり
 
乾杯して
何から食べようかなぁ
 
すると、
 
 
どん、どん、どん、どん
 
 
どん、どん、どん、どん
 
 
「あーまた始まったよ」
 
「だねーやだなー」
 
すると、Sちゃんが
 
「なになになに?この音」
 
「え?初めて?そーか、Sちゃんバイトで
 この時間いなかったもんね、
 いつもだよ?上の階の人の足音
 で、しばらくしたら静かになるよ」
 
「そそ、斜めに4歩だよね(笑)」
 
Sちゃんは何も言わず黙々と料理を食べている
 
(こりゃ、相当怒ってるな。話題を変えよう)
 
それから、学校の話や好きな人の話
先生の悪口や将来のこと
 
いつものように時間が過ぎ、
上の階の足音も聞こえなくなった頃
 
5人とも物凄い眠気で
ぼーっとして半分夢見心地のころ
 
「ねね、天井見てー キラキラしてきれい」
 
(ほんとだ。きれー)
 
声には出さなかったが、そう思って眠りについた
 
パッと目が覚めて起きたらもう朝だった
 
かたづけしなくちゃと思っていると
 
Sちゃんが誰かと電話で話している声が聞こえた。
 
どうやら、お母さんと話しているようだ
 
やば、ばれたら怒られるかな
静かにしとこ
 
そう思って静かにしていると
Sちゃんの声が震えているのがわかった。
 
どうやら、今日中に引っ越したいと
懇願しているようだった
 
 
どうしたのかなぁ?
 
 
すると、
 
「ありがとう、待ってるね」
 
そう言って、電話を切った
 
 
私はSちゃんの怯えようをみて
 
「どうしたの?なんかあった?大丈夫?」
 
すると、Sちゃんは
 
「今日中にここ引っ越すから
 今までごめんね」
 
え?え?え?
引っ越すとは盗み聞きで知ってたけど
ごめんねってなに?
 
「あの足音」
 
あーそーゆーこと。
受験勉強するのに毎日あれじゃーね
 
「あれさ、なんの足音かな」
 
ん?何のって上の階の人の足音だよ?
 
「私の部屋4Fなんだよね」
 
あはは、知ってるよ
 
「最上階なんだよね、ここ」
 
 
 
後日談
 
Sちゃんはその日のうちに引っ越した。
あの時、起きて話をしていたのは
わたしとSちゃんのみ
他の3人はぐーすか眠っていたので
 
この話は誰にも話していない
 
しかし、Cちゃんは
「ねね、はなまる
 Sちゃんの家行くとね、必ず天井から
 キラキラしたのもが落ちてきて
 すると、金縛りになるんだよね
 でね、はなまるが足を引っ張ってくれて
 解けるのよ、いつもありがとね」
 
(ええええええ????
 ま、待ってよ!私なんにも知らないよぉー
 そ、それ私じゃないよ)
 
 
Sちゃんのアパートがあった場所は
以前、罪人の首を切る場所だったらしい
 
だだっ広い原っぱのお墓にもいれてもらえない
人たちの塚が沢山ある場所
という意味の地名だった
 
首を切られた罪人が
夜な夜な首を探してさ迷っていたのか